近畿漢詩連盟 - 近畿の力で漢詩を未来へ -

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このサイトは、近畿漢詩連盟の公式サイトです。
連盟の会員の方々はもちろん、広く全国の漢詩に興味ある方々にもご利用いただけるような開かれたサイトとして、皆さんの情報発信・交流のお役に立てるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

ニュース・お知らせ

近畿漢詩連盟とは?

近畿漢詩連盟は、近畿圏の漢詩人の連携・協力のために設立されました。日本人が千年以上にわたって力を注ぎ高めてきた漢詩という伝統文学を未来へ伝えていくための活動をしています。

興味のある方はぜひ事務局までご連絡ください。

日本人にとっての漢詩

江戸時代の終わりまで、日本において最も格の高い文学は漢詩でした。実際、明治の半ばに民友社から出版された「拾弐文豪」という叢書では、カーライルやワーズワース、ユーゴー、トルストイなどに伍する日本の文豪として、荻生徂徠や頼山陽、新井白石らが名を連ねています。いうまでもなく彼らは江戸時代を代表する漢詩人ですが、現在の日本において、日本を代表する文豪の名として彼らの名を挙げる人はまずいないでしょう。しかし、当時の感覚としてはこの人選はいたって常識的なものだったと思われます。頼山陽の「日本外史」は幕末のベストセラーであり、その思想は幕末の志士たちに大きく影響し、維新の原動力となりました。志士たちは「日本外史」をむさぼり読み、頼山陽の詩を吟じ、そして自らも漢詩を作ってそこに熱い思いを託しながら、国事に奔走していたのです。

ことほどさように漢詩漢文は日本の歴史と文化に抜き去ることのできない影響を及ぼしてきました。そのことを肯定的にとらえるか、否定的にとらえるかは人によって異なるところでしょう。しかし、事実として、漢詩漢文は日本の文化の重要な土台を構成しています。したがって、漢詩文化が滅んでしまえば、日本の文化の背骨が失われかねません。健康なときには背骨の存在をことさらに意識することはないでしょうが、背骨にひびが入れば、その痛みゆえに背骨の存在を強く意識せざるを得ません。全日本漢詩連盟や各地方の漢詩連盟が相次いで結成されたのは、日本における漢詩の長い歴史からすればごく最近のことですが、それはまさに、背骨にひびが入り始めたことに対する危機感のあらわれと言っていいでしょう。

日本人みながこぞって漢詩を作る必要はありません。それは日本人全員が俳句や短歌を作らないといけないわけではないのと同じことです。しかし、もし俳句を作る人がひとりもいなくなったら、短歌を作る人がひとりもいなくなったら、日本文化の重大な部分が失われてしまうでしょう。同様に、漢詩を作る人がいなくなってしまったら、やはり日本の文化は大きな損失を被ることになります。そのような事態を防ぎ、豊かな漢詩文化を取り戻すための活動を、私たちは近畿から進めていきます。